Atlasは1つのリファレンスアセットを、10通りのアートスタイルで並列に描き直します。構図はそのままにルックだけが異なる10案から、方向性を確定する前に選べます。

ソース画像をアップロードします。プロップ、キャラクター、背景パーツのいずれでも構いません。
ビジョンAIモデルが、リファレンス画像の被写体・構図・構造を読み取ります。
マスターLLMがアートディレクター役となり、その読み取り結果を、異なる10通りのビジュアルスタイルに向けた専用プロンプト10本に変換します。
軽量なパーサーノードが、マスターリストから10本のスタイルプロンプトを1本ずつ切り出します。

各プロンプトを元画像とともにマルチモーダルノードへ渡し、中心となる構図を保ったまま、それぞれのスタイルでアセットを描き直します。
スタイル検証を行うのは、プリプロダクションの初期です。アートバイブルを書く前、そして誰かがヒーローアセットをモデリングする前に行います。ここで答えを出すのは、ゲームがどのルックで行くかという問いです。今なら低コストで答えを出せますが、後になるほど高くつきます。決定後に作るすべてのアセットが、そのルックを引き継ぐからです。
このワークフローは構図を固定し、比較する変数を1つに絞ります。被写体も、カメラも、フレーミングも同じで、表現だけが10通り。3人のアーティストがそれぞれ別のオブジェクトを別のスタイルで描くと、レビューではスタイルと同じくらい被写体を比べることになり、会議は好みの話で終わります。1つのモニュメントを10通りに描けば、表現の違いだけを検討できます。
各方向性は、グリッド上で見栄えがよいかどうかだけで判断しないでください。ルックにかかるコストの大半は、制作が始まってから表に出てきます。
| 方向性ごとの確認項目 | 重要な理由 | 後で影響が出るところ |
|---|---|---|
| ゲームプレイ時の距離での視認性 | ポスターサイズでは映えるルックも、ゲームプレイのスケールやスマホの画面ではノイズになりうる | レベルアート、UI、マーケティング用の画像 |
| 質感表現のコスト | フォトリアルなPBRにはテクスチャセットとライティングの作業が、フラットなセルシェーディングにはシェーダーとすっきりしたシルエットが必要 | テクスチャリングの工数、シェーダー作業、レビュー回数 |
| プラットフォームの上限 | ローポリやドット絵のルックはもともとモバイルのトライアングル数・テクスチャの上限に収まるが、フォトリアルは収まらない | リトポロジー、LOD作成、メモリ |
| チームとの相性 | ハンドペイントには描き手が、プロシージャルなPBRにはテクニカルアーティストが必要 | 採用、外注向けの指示書 |
| ジャンルへの期待 | プレイヤーはルックを、ゲームの中身を約束するものとして受け取る | ストアページ、トレーラー |
デモには、フォトリアルからドット絵まで幅広い10のスタイルが入っています。まだ何も決まっていない最初の検証には、この幅が適しています。候補が絞れたら、アートディレクターのシステムメッセージにある初期スタイルを、実際に検討中の候補に置き換えてください。絵画調1つ、クレイアニメ1つ、誰も採用しないルック8つを並べるより、絵画調のバリエーション10案のほうがはるかに役に立ちます。
スタイルは、コンセプトアーティストに指示を出すつもりで書いてください。質感の表現、エッジの処理、パレット、ライトまで書きます。「絵画調、筆致が見える質感、強いリムライト、彩度の高いキーカラー、輪郭線なし」と書けば、画像ノードには拠り所ができます。「スタイライズド」とだけ書くと判断をAIモデルに委ねることになりますが、それこそがこの検証で下したい判断です。
このグラフの出力は、10枚の画像と1つの決定です。メッシュは作らず、選んだルックを次の200個のアセットにわたって保つこともしません。これは意図した設計です。この検証は1分以内で終わり、候補が変わったらすぐに再実行できるように作られています。
選ばれた画像は、アートバイブルの出発点になります。すでに信頼しているほかのレンダーと一緒に、スタイル統一のワークフローに入れてください。このワークフローはリファレンスから素材の仕上げ、パレット、ライティング、モチーフを読み取り、以降のすべてのリクエストに適用されるスタイルバイブルを書き出します。その後、承認されたコンセプトを画像から3Dを作るワークフローに渡すと、テクスチャ付きのGLBメッシュとして戻ってきます。
今では一番のお気に入りのツールになり、毎日使っています。
| 工程 | 手作業 | Atlas |
|---|---|---|
| 合計(アセット1つ → スタイル10通り) | 1〜2週間 | 30〜60秒 |
無料で開始。クレジットカードの登録は不要です。
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