Atlasは既存のアートからスタイルバイブルを作り、新しいアセットのリクエストをすべてそれに沿わせます。アセットごとにぶれることなく、プロップのカタログ全体が1つのビジュアル言語にそろいます。

既存アセットのレンダーをアップロードすると、ビジョンノードがセット全体からレンダリングスタイル、パレット、素材、ウェザリング、形状のディテールを読み解きます。
1つ目のLLMノードが、素材の仕上げ、ライティング、パレット、経年劣化のルールをまとめたサーフェススタイルバイブル(Surface Style Bible)を抽出します。2つ目のノードは、繰り返し現れる表面装飾をモチーフ語彙(Motif Vocabulary)として取り出します。2つは1つの共有スタイルコンテキストにまとめられます。
「王冠」のような短いプロンプトが、コンセプトデザイナー役のLLMでスタイルコンテキストと組み合わされ、世界観に沿った詳細な指示書になります。そこに、中央配置・ニュートラルな背景・3/4ビューといったスタジオ撮影のルールが加わります。

高品質なテキストから画像を生成するノードが最終コンセプトを描画し、スタイルも見せ方もカタログの既存アセットとそろえます。
アセットがぶれるのは、プロンプトのたびに新しくサンプリングされるからです。「ダークファンタジー、風化した鉄」が指すルックは何千通りもあり、AIモデルはその1つを選びます。そうしてプロップを30個作ると、カタログには30通りの仕上げが並びます。
スタイルバイブルは、形容詞を仕様に置き換えます。どの金属を使うか、どう古びるか、光がどこに当たるか、パレットは何か、どのモチーフを繰り返すか。このテキストがすべてのリクエストに添えられるので、どの生成も同じルールのもとで行われます。
違いが出るのは細部です。1行のスタイルプロンプトでは、ヒーローアセットはおおむね合っても、バックル、ストラップ、縁飾りといった小さな部分がずれます。バイブルにはモチーフ語彙が含まれるので、ゴブレットも王冠と同じ彫刻の意匠を受け継ぎます。目指すのは1枚の傑作ではなく、バッチ全体の一貫性です。
| バイブルに記録する項目 | レンダーから読み取る内容 | 次のアセットで守られるもの |
|---|---|---|
| 素材の仕上げ | 金属、革、布と、それぞれの光の受け方 | AIモデルが初めて扱うオブジェクトでも同じ質感 |
| パレット | 主調色、アクセントカラー、使わない色 | パレットから外れたプロップが出ない |
| ライティングと見せ方 | キーライト、背景、3/4ビュー | 並べても違和感のないレンダー |
| ウェザリングと経年劣化のルール | 摩耗が出る位置と程度 | セット全体で同じ古び方 |
| 形状のディテール | ベベルの大きさ、装飾の密度 | 統一されたシルエット |
| モチーフ語彙 | 繰り返し現れる表面装飾 | 彫刻や紋章を作り直さず再利用 |
このワークフローは、数枚のリファレンスレンダーから、グラフの中でスタイルコンテキストを1回の実行で組み立てます。
実際の使い方としては、このグラフで既存のアートからスタイルを抽出してレビューし、承認したバージョンを同じプロジェクト内のほかの生成に適用できます。
Atlasでは、私たちのアーティストがスタイルを定義でき、それをAtlasが手作業では到底不可能な規模にまで広げてくれました。チームの代わりになるのではなく、チームにできることを何倍にもしてくれるのです。
| 工程 | 手作業 | Atlas |
|---|---|---|
| 初回のスタイル抽出(1回のみ、以降はキャッシュ) | 2〜6週間 | 10〜25秒 |
| アセットごとの生成 | 4〜8時間 | 10〜30秒 |
無料で開始。クレジットカードの登録は不要です。
Atlasで試す